症例

これまで様々な症状・身体に関するお悩みに対して施術してきましたが、いくつかの症例をご紹介させて頂きます。


①Sさん(50代男性)肝臓の数値異常

この方は奥様の紹介で来院されたのですが、初めのうちは腰痛の施術をしていました。腰はよくなりましたが、会話の中で健康診断の検査数値が悪いということが分かり、翌日、肝臓の数値が異常に高いため(通常は2ケタだが、その方は1600あった)、再検査を行うということでした。そこで肝臓中心の施術に変更。その後来院されたときに検査結果を聞くと、「検査をしたら800代にまで数値が下がっていて、医者もびっくりしていた。何かしたのか?って」と嬉しそうに話されました。それからしばらく音沙汰なかったのですが、肝硬変になっていることが判明。ドクターストップがかかっているにもかかわらず、飲酒を継続し、残念ながら数か月後、亡くなられました。「もともと身体が弱く、20歳まで生きられればよいと言われ、50歳まで生きられたのだから、もう好きなことをして死にたい」という本人の希望が叶えられたのかもしれません。


②Yさん(40代女性)膝痛、糖尿病

初診は2017年4月です。膝の痛みで来院されました。東洋医学的に診て、膝の痛みは五臓六腑でいうところの脾または腎の問題のことが多いのですが、この方は脾(消化器系)が弱っていたので、それを強めるような施術を毎回行っていました。また、糖尿病も持っているということでしたが、5月、病院での血液検査でヘモグロビンA1cが9.8(正常は6.2未満)ありました。しかしその後の検査で8.4に下がり、さらに8月の時点で7.8に下がっていました。体重も1.7㎏減ったそうです。2019年10月の時点で、A1cは7.2で落ち着いています。施術は週一回ペースで来られています。


③Kさん(30代女性)生理痛

生理痛がひどいので、毎月不安とのこと。痛みは東洋医学では「不通」の状態で、何かが詰まっていて通りが悪いから起きると言われています。生理痛を抱えている女性の特徴として、骨盤の歪み、腰の凝り、冷えがあり、これらが重なり合って神経、血液、リンパ液の流れを妨害しているようにみえます。そこで、五臓六腑調整と腰の矯正をし、生殖器系のツボの凝りを集中的に取る施術を生理前に3回ほど続けてしました。普段は生理になると、痛みでじっと家にこもっているのに、「姪と一緒に縄跳びを飛ぶことができた」と報告してくれました。その後、数回施術し、また痛みが出たら来院するように伝えました。


④Sさん(50代男性)糖尿病

アメリカ・ニュージャージー州にて開業していたときの患者さんで、日本人の方です。血糖値が高いという悩みで来院。通常、数値は110㎎/dl位までですが、この男性は400㎎/dl以上ありました。数値が上昇して間もないということもあり、1回目の施術で200㎎/dl位に下がり、3回程の施術で正常範囲になりました。このときは膵臓に関係のある背中の凝りを取り、本人も運動を始めたことから、すみやかに下がりました。


⑤Iさん(30代の女性)帯状疱疹

数日前から、肋間神経に沿って脇腹から背中が痛くなり、医師に診てもらったら、帯状疱疹と診断されたとのこと。ウィルスは熱に弱いことから、温熱療法を中心に施術しました。結果、4回程の施術で完治しました。


⑥Oさん(50代の女性)悪性リンパ腫

西洋医学的な診断名は悪性リンパ腫。PETスキャンで診ると、あごの下の顎下リンパ節や脇の下の腋下リンパ節に腫瘤があることが確認されているとのこと。背中の施術、特に上背部の免疫に関係しているところの凝りを取ることを中心に施術しました。凝りのあるところを押すと、かなりの激痛が走るようでしたが、一週間、毎日通ってくれました。すると、再検査では左顎下リンパ節の腫瘤が消失、右も縮小していることが分かり、本人も大喜びで電話をかけてくれました。

 


 

⑦Sさん(70代の女性)肝臓癌

元々C型肝炎を患っている患者さんで、去年(2017年)肝臓癌が発覚。抗癌剤治療を受けられ、一時は落ち着いたかのように見えましたが、今年に入り肝臓癌の腫瘍マーカーであるAFPが急上昇。通常13.4未満の数値は5月29日の時点で1770.39になり、当院にて本格的な施術を開始。主に免疫力を上げることと、肝臓の調整を心がけました。7月10日の血液検査で数値が下がっていなければ抗癌剤の投与ということになっていましたが、AFPが904.35に下がり、肝臓の他の数値はすべて正常だったため、様子見ということになりました。医者は首を傾げていたそうです。さらに施術した結果、9月4日には12.46の正常範囲内になりました。

 

2019年2月19日にPETとCTスキャンを行った結果、小さな腫瘍が肝臓に見つかったそうです。3月15日に腫瘍に対する抗癌剤を受けました。しかし、1年4カ月前に受けてから現在まで他の臓器に転移はしておらず、腫瘍もこの1年4カ月の間でいつ頃できたものなのかは定かではありません。以前として肝臓の数値はすべて正常範囲内に加え、リンパ球の割合も23.2→31.6→34.3と上がってきています。ただ、抗癌剤治療を受けると、リンパ球の数がガクッと減ります。

 

2019年3月、抗癌剤を受けた直後はリンパ球の数は一時的に低下し、体調もすぐれないと訴えていましたが、5月以降からは30%前後に回復しており、体力も上昇しました。安保-福田理論ではリンパ球の割合が35-41%になれば癌に対する免疫力がつくとされていることから、それを目指して施術しました。2020年10月、血液検査の結果も上々、本人もすこぶる調子がよいとのことで、元気に生活されていました。

 

しかし、2021年初め、新たな腫瘍が見つかり、医者の勧めにより抗がん剤治療を受けられ、それから体調を崩し、残念ながら、8月に亡くなられました。

 

私は、抗癌剤は百害あって一利なし、と思っています。それは20年以上、観察した結果です。抗癌剤が効くとされている癌は4種類であり、その中でも睾丸の癌は自然に消滅することが多い為、果たして抗癌剤が効いたのか、自然に消えたのか、分かりません。残りの3種類に対しても効果は疑問です。腫瘍を形成する固形の癌に対して抗癌剤は無効だということがデータで証明されています。詳しく知りたい方は近藤誠氏の著書「余命3カ月のウソ」を読まれてください。

 

今は2人に1人が癌になるとされています。周りに癌になって、抗癌剤治療を受けた人に聞いてみてください。抗癌剤によって、癌は消滅したの?って。縮小ではなく、消滅です。抗癌剤という猛毒が体内に入ることによって、防御反応として、身体全体が委縮するため、腫瘍も委縮し、縮小したように見えます。しかし、これは一時的であって、その後は元の大きさに戻るか、もしくはそれ以上に大きくなります。このことから抗癌剤治療はまったく効果がないことが判明するはずです。これは私個人の意見ですが、抗癌剤は人体に対する冒涜以外の何物でもありません。

 

しかし、現在の癌治療の主流は患者さんの身体を傷つけるものだと思いつつ、私はそれらを排除したり患者さんに自然療法を強制するつもりはありません。何故なら、治療法を選ぶのは医師でも我々施術者でもなく、患者さん自身であり、患者さんの自由ですから。今後は治療法も自然淘汰されてくるでしょう。マニュアル通りにしか治療ができない医師や施術家は、AIによってその職を失うことでしょう。本当に必要なものは残ります。そして患者さんに選択肢が与えられ、選ぶ自由というものが確保されなくてなならないと強く感じています。


⑧Lさん(60代男性)皮膚癌

アメリカにて在宅治療先のアメリカ人の患者さん。皮膚癌が出来る為、2~3ヵ月に一度、皮膚科へ行って病巣を焼いてもらっていました。ドイツ系アメリカ人だけあって、まじめな彼は週一回のペースで私の施術を受けました。そのときは血液循環療法という手技、ならびに鍼と温熱治療をしていました。徐々に癌ができるところが減っていき、皮膚科へ行くペースも半年に一回、一年に一回と伸びていき、施術から3年経った頃には皮膚を焼く場所がなくなり、治ってしまいました。

 

この男性は体質的に、体内に腫瘍を作るよりも、皮膚から毒素を排泄するという特徴がありました。施術することにより、血液やリンパ液の循環が改善され、排泄能力が高まったと考えられます。

 

私は体質改善の目安を4カ月としています。何故なら、赤血球の寿命が120日(4カ月)で、4カ月後には血液が全部入れ替わっているからです。血液の質や循環が改善されれば、身体もおのずと変わっていきます。慢性的な症状であっても、4カ月経たずとも改善されていく場合がほとんどです。

 


⑨Hさん。(40代女性)生殖器系の癌

検診により外生殖器に腫瘍があり、細胞診により癌であることが判明(2019年3月)。精神的なショックは隠しきれないようでしたが、5月に手術を受け、抗癌剤治療はなし。当院では免疫を上げることを中心に施術し、トラウマやストレスがないかをチェックしました。今のところ再発や転移はみられず、本人は前向きに当院お勧めのデトックスをし、元気に暮らしています。

 

この方の場合、本当に転移性の癌だったのか、定かではありません。そして抗癌剤治療を受けなかったことが幸いです。程度にもよりますが、手術だけでしたら身体に対するダメージが最小限で食い止められます。

 

ちなみに、データによれば、白血球の減少を基準に身体に対するダメージを比較すると、①放射線②抗癌剤③手術の順に放射線治療が最もダメージが大きく、手術は少ないという結果が出ています。


⑩Yさん。(60代男性)肺癌

横浜にて施術をしていた頃の患者さんです。肺癌から脳への転移が認められましたが、仕事をされており、週1~2回のペースで施術を始め、間隔が開いていき、そのうち来なくなりました。その後私は和歌山に引っ越してしまい、ずっと音信不通でしたが、4年経ったある日、突然連絡があり、また施術をしてほしいとのことでしたが、横浜まで車あるいは電車でも7時間ぐらいかかるため、お断りしました。てっきり亡くなられているのかと思っていたのですが、施術に来られなくなってから少なくとも4年間は生存していたということです。


⑪Aさん。(70代男性)肺癌

肺に腫瘍が見つかり、2019年に摘出手術を受けられました。その後4回にわたり抗がん剤を受けました。3回目はとくに辛く、でも決めたことだったので4回目もなんとか我慢して受けたそうです。抗がん剤のせいなのか、しばらく背中から腰にかけて激痛があり、その施術をさせていただきました。顔色や手足も黒ずんでいましたが、施術を重ねるごとに改善していき、4か月経った頃には痛みも消失しました。多分、抗がん剤の毒が抜けたのだと思います。現在、定期健診でも異常はなく、元気に暮らしておられます。

オアシス鍼灸院

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