当院は、癌に特化した治療院です。
癌の3大療法といえば手術、抗がん剤、放射線です。これ以外に、ある種の癌ではホルモン療法が勧められます。
当院では、この3大療法以外の、第4の選択肢として、鍼灸とオステオパシーを基盤とする東西代替療法を提示します。これは、3大療法後の痛みのケアではなく、積極的に健康になり、癌体質を改善していく施術になります。
基本的な考え方としては、癌細胞を直接攻撃し、焼き殺したり、毒殺したりする方法ではなく、患者さんの身体の機能回復、免疫力強化、健康増進することで、自然に癌は消退していくということです。癌細胞はその患者さん本人が作ったものです。元々、自分の細胞なのです。敵ではありません。
アメリカのジョンズ・ホプキンズ大学の研究によると、人は一生のうち5~10回ぐらい癌になり、自然に消えていくと発表しています。このことから、癌は可逆的だということです。要するに、癌化した細胞が、正常に戻る、もしくは身体が自然に排除するということです。
私は25年以上、臨床を通じ、癌患者さんを診てきました。つぶさに観察し、色々な治療法を施し、実戦で効果のあるもの、ないものを取捨選択し、現在の治療法に到達しました。余命3ヶ月の患者さんでも、元気になっていった人もいます。私自身の父親も、末期癌宣告を受けたにもかかわらす、健康に暮らしています。宣告を受けたのは4、5年前です。
人それぞれ寿命があると思っています。何歳ぐらいまで生きるか、決めて生まれてきます。誤差は1年ぐらいでしょう。例えば、80歳まで生きるとしたら、79~81歳でおよそ人生を終えます。自分の身体を傷めつけて、苦しい思いをして早く死ぬのか、健康になってピンピンコロリで逝くのか、それはどのような治療を受けたかによって違います。決めるのは、患者さん本人です。
ここオアシス鍼灸院では、まず教育から始めます。ここが他の治療院と違うところです。少しだけ紹介すると、
1.最新の免疫学:世界最高峰のマサチューセッツ工科大学より博士号を持つ免疫学の権威が提唱している免疫学を学びます
2.癌のメカニズム
3.どのような食事がよいか、栄養学と東洋医学的観点から
私は物事を常にシステム的に見ています。システム的とは、病気に例えて言うならば、色々な原因が複合的に重なって、病気を引き起こしているということで、決して単一のものではない、ということです。あらゆる角度からアプローチし、あらゆる原因を探り、その上で様々な治療法を駆使し、健康に導きます。手をかざしただけで治るとか、薬を飲んだら治るという単純なものではありません。複雑多岐であるから、単純かつ決定的な治療法がないのです。
患者さん個々の体質、原因があるはずです。そこから見ていかないと、根本治療にはなりません。こちらに来院される多くの患者さんは、手術、抗がん剤、放射線を受けた方たちです。これらはすべて対症療法です。もしこれらが有効な根本治療であるならば、一度治療したら、素早く治って、もう二度と癌にはならないでしょう。そして少なからずこのような侵害的治療によって身体にダメージを負っている人がいます。身体がボロボロになるまで治療を受け、少し休んで体力が回復したらまた同じことの繰り返しです。このような患者さんで、治療を受ける度、元気になっていった人を見たことがありません。髪の毛は抜け落ち、手足は黒ずみ、声はか細く、覇気がありません。東洋医学でいう神氣(しんき)、目の力がどんどんなくなっていきます。そして血液検査を見ると、一目瞭然です。異常数値がたくさん出てきます。
私の患者さんで、癌宣告を受け、抗がん剤治療を開始してから1カ月で亡くなった人がいます。また、病院へ自分の足で行って、数週間後、退院するときは車椅子の人もいました。治療によって健康になっているのですか?それとも死期を早めただけではないのでしょうか?
私はこのような人を見る度、憤りを感じます。政治と同じように、医療業界も利権によって根腐れを起こしています。
治療を受けてボロボロになり、当院に来られ、徐々に回復していった患者さんがいました。初診は春でしたが、医者からは夏は越せないだろうと言われたそうです。しかし、施術を受け始めてから体調がよくなっていき、いい状態で夏を過ごし、冬になりました。だいぶ回復したので、もう一押しだと思っていた矢先、医者に、「体力が回復した今がチャンスだから」と言われ、また抗がん剤治療を数回、受けました。それから調子が悪くなり、最後は遠方にある病院でガンマナイフの治療を受けるとのことで、そこで施術は打ち切りになりました。あの状態でしたら、あまり長くは生きなかっただろうと推測します。
医学というのは市民の健康に直接携わる分野です。病気の治療のみならず、本来ならば予防に力を入れ、病気にならない身体を作り上げるのが王道だと思います。しかし、このように医学が廃れるということは、人々が病気になっていき、社会全体、いや、国自体が廃れることにつながるのです。
この荒廃した医療から、改革をしていかないと、未来はないと思います。人々が自らの身体に意識を向け、本来備わっている治癒力に気づき、それを活性化する方法を得れば、おのずと健康になっていきます。
人間の本来の姿は健康体です。決して病気ではありません。